りんりんの毎日のーと

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映画のーと:『レディーガガ FIVE FOOT TWO』

映画のーと☺︎☺︎

題名『レディーガガ FIVE FOOT TWO』

監督 クリス・モーカーベル

出演 レディーガガ

評価 ★★☆☆☆

 

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https://www.netflix.com/jp/title/80196586

 

こんにちは〜

今回は『レディーガガ FIVE FOOT TWO』について!

 

レディーガガに密着し撮影した、

Netflixオリジナルのドキュメンタリー映画です。

実は9月22日に公開されたばかり!

公開前から楽しみにしていて、ようやく見れました〜

ネタバレありますのでご注意を!

 

実は私、ガガ様のライブにもちょいちょい参戦しているのですが、

リトルモンスター(ガガ様のファンの愛称)ってほどでもないので、

彼女のドキュメンタリーを見るのは初めてでした。

 

今回の映画では、

体の痛みや婚約者との破局女性差別や偏見、

新アルバムでの路線変更による

メディアやファンからの不安とプレッシャー、、、

といった、きらびやかな表面の裏にある

彼女の痛みや苦しみを、そのまま描いていました。

 

 私が持つ彼女のイメージって、確固とした自分を持ち、

誰に何と言われようとそれを貫く「強い」女性だったんです。

 

だから、表舞台での彼女とは、だいぶギャップのある姿に、

新鮮さと同時に驚きを感じる部分が多かったです。

ベッドに横たわりながら、痛みに涙を流すシーンとかもあって。 

 

こういった、ある種の「弱さ」は、

アルバムの路線変更にも表されているように、

彼女の価値観や考え方が大きく変わったからこそ、

映画として晒すことを決断できたんじゃないかな〜。

今までだったら無かったことだと思います。

  

でも、こういう人間らしい彼女のリアルな姿を見れたことで、

彼女も普通の人間なんだなーと

彼女をより身近に感じられました。

 

いろんな苦しみがある中でそれでも屈せずに、

ある時は自分自身と、

またある時は曲の制作陣と、

ある時はマスコミと戦いながら、

新アルバムを発売そして

スーパーボウルでのパフォーマンス達成という偉業を成し遂げる

彼女の姿を見ることができました。

 

そして私個人的には、女性としての成功を体現する彼女から、

ジェンダー的な観点から思うところもたくさんありました。

 

彼女は作中こんなことを言っていました。

 「I'm always at a shoot with some f---- great news and my love life is imploded.

(仕事で成功するたび、恋愛がダメになってる)」

 

女性として有名になり活躍することの苦悩。

一般論では、きっと男性だったら成功すればするだけ、

イメージは上がっていくものだと思うんです。

女性にもモテるだろうし、

彼女なり妻だったら、家庭環境に支障が出ない限り、喜ばれる。

 

けど、女性が成功を手にすると、男性と同じようにはなりづらい。

そこには、社会的役割のようなものも絡み始めてしまうから。

 

 

「男は女より強くあるべきだ」

こういった社会の作った理想像と現実とのギャップに

自尊心が傷つき、苦しんでしまうのではないかな。

結果的にその苦しみから逃れるために、

そのパートナーと離れる道を選ぶことになってしまうのかも。

 

ガガとその婚約者の二人の事情は知りませんが、

視聴しながらこんなことを思いました。

 

スーパースターだからこその苦悩も描かれていましたが、

個人的には女性ならではの彼女の悩みの方に

強く共感してしまいました。

 

そして、この映画でも印象的だったことの一つは、

裏では限界ギリギリの状態でありながら、

表舞台ではそれを微塵も見せずに

みんなの「ガガ様」のイメージを守り続けていたこと。

 

リハーサルの映像でも感じたことだけれど、

彼女プロ意識がものすごく高い。

自分に対して、そして作品に対して。

 

そのプロ意識の高さは、

自分自身のプライドと、

「ガガ」のイメージを壊したくないという

ファンへの思いの強さから成り立っているように感じました。

 

 

スーパースターになるべくしてなっている、

素敵な人だなと改めて思いました。

 

ただ映画の評価は、星2つ。

彼女自身をより知ることができたという意味では評価したいのですが、

シーンのカットが雑で、全体の流れが悪く感じたので。

 

そんな感じですかね〜

ありがとうございました!