りんりんの毎日のーと

気ままに書きます。

映画のーと:『Sex and the City』

 

映画のーと:『Sex and the City

評価 ★★★★☆

 

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https://www.amazon.co.jp/セックス・アンド・ザ・シティ・ザ・ムービー-SEX-CITY-MOVIE-STANDARD/dp/B001IBSGH4

 

全女子の憧れであろう、SATCの映画バージョンです。

 

 

ファンシーなパーティーで飲むシャンパン、

ブランドの靴やドレスが並ぶクローゼット、

パーティーで出会ったイケメンとの恋、

仲良しの友達との昼下がりのブランチなどなど、、、。

女の子なら一度は夢見たことがあろう、

都会のお洒落で、洗練された毎日(もちろんそればかりではないけれど)。

あこがれる〜。

 

これ見ると、

ああ恋愛したい!

おしゃれして街に繰り出したい!

親友たちと話しまくりたい!!

と、私のなかの女子部分が、

疼き出して止まらなくなるのです!!笑

 

いつか絶対、ニューヨークに行って、

キャリーのように街を颯爽と歩いて、タクシーを捕まえるんだ!

と密かに思い続けています。30までに実行してやる〜!

 

*ここから、ネタバレ含みます。ご注意ください。

 

ドラマのドラマチック〜〜!な部分は、

もちろん映画版でも健在でした。

 

特に、結婚式当日にビビって逃げ去ったビッグとそれを知ったキャリーが、

路上でビッグに怒りをぶちまけるシーン。

 

真っ白の花束がビッグに叩きつけられ、

美しく散り落ちていくさまが、

キャリーの真っ赤な口紅と

友人ミランダ・シャーロットのカラフルなドレスと相まって、

色鮮やかにかつドラマチックに、

そんな印象的なシーンに仕上がっています。

 

また、この作品は、

女性のキラキラだけでなくて、

自立して自分らしく生きる女性たちを描いているところも

大きなポイント。

ガールズエンパワメントの意味としても、勇気付けられます。

 

特に印象的だったのは、

サマンサのこのセリフ。

'Even this ring, I wanted to buy this for myself.

That meant something to me. To be able to do that.'

(この指輪だって、自分で買いたかった。

自分で買うからこそ、意味があったのに。)

 

彼女は素敵な指輪を見つけて手に入れようとするものの、

オークションで見知らぬ誰かに負けてしまいます。

ところが帰ったら、その欲しかった指輪を恋人が持っていて、

彼女にプレゼントするのです。

結局、その「見知らぬ人」とは、恋人に仕える人で、

彼の代わりにオークションに参加していたというわけ。

 

自分で働いたお金で、自分の欲しいものを買いたかったと、

そうするからこそ価値があるのだ

と、サマンサは主張します。

 

 

確かに、プレゼントしてもらうことも素敵だけれど、

自分が苦労して頑張った証として、欲しいものを自分の力で手に入れる。

その仕組みが、また力となって、仕事を頑張れる。

 

なんの苦労なく手に入れたものなど意味がない

と、そう言いたいのだと思います。

 

そういう、いつだって受け身でなくて、

自分から「取りに行く」、「攻める」 姿勢を私も持っていたい。

 

 

そして、物語の終盤、

自分を抑え続け、限界を迎えた彼女は、

恋人と別れる決心をし、こう告げます。

'I love you, but I love me more.'

(あなたを愛しているけれど、

私はあなたより、私自身をもっと強く愛しているのよ)

 

恋人のことを好きでも、

一緒にいることによって自分が無くなっていくなら、

自分らしくいられる道を選ぶ。

 

そんな、

どこまでも自分を愛し、

恋人を愛していようと、

自分の芯を守り続ける彼女に、

惹かれるものを感じます。

 

私も、恋はしていたいけど、依存はしたくない。

自分も相手もそれぞれに世界があって、

一緒にいれば心が安らぎ、そしてまた頑張る活力が湧く。

そんなパートナーみたいな関係が理想だという思いが、

いっそう強くなりました。笑

 

この映画を見て(ドラマも含めてですが)、

今はまだ大学生だけど、

30歳になっても40歳になっても、

オシャレをすることや、恋をすること、仕事をすることのワクワクを忘れずに、

いや、パワーアップさせて、

オトナの余裕を持ちながら、楽しめるような人でいたい

と、心から思いました。

 

ブルゾンちえみさんじゃないけれど笑、

女に生まれて、やっぱりよかった〜〜!と、

そして、もっともっと、

女であることに、

誇りと悦びを持って生きよう!と思える、そんな作品です。

 

ドラマはシーズン6まであって、

そんなに長くは見られないよ〜という人は、

映画から入るのがオススメです。

若干ドラマのネタバレにはなるけど。