りんりんの毎日のーと

気ままに書きます。

映画のーと:『Baby Driver ベイビードライバー』

 

映画のーと☺︎

 

『ベイビードライバー』

評価:★★★★☆

 

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http://eiga.com/movie/87237/

 

あらすじ

天才的なドライビング・センスを買われ、犯罪組織の“逃がし屋”として活躍する若きドライバー、“ベイビー”(アンセル・エルゴート)。そんな彼が最高のテクニックを発揮するための小道具は、完璧なプレイリストが揃っているiPodだった。子供の頃の事故の後遺症で耳鳴りが激しい“ベイビー”だったが、音楽にノって外界から完璧に遮断されると耳鳴りは消え、イカれたドライバーへと覚醒する。だがある日、運命の女性デボラ(リリー・ジェームズ)と出会った彼は、犯罪現場から足を洗うことを決意。ところが彼の才能を惜しむ組織のボス(ケヴィン・スペイシー)にデボラの存在を嗅ぎ付けられ、“ベイビー”は無謀な強盗に手を貸すことになる……。(Movie Walkerから引用)

 

 

友達に全力でオススメされて、見に行きました。

いやあ〜〜よかった!!

既にもう一回見に行きたいくらいです。

 

何がいいって、まず音楽。

はじめから音楽ガンガンです。

音楽と、人や物の動きが完全にマッチしていて、

見ていて気持ちも盛り上がります!

 

そしてカメラワークも、

音楽と調和させるという細かいこだわりよう。

 

テイストは全く異なりますが、

『ララランド』を彷彿とさせられました。

 

ただ、知らない曲がほとんどだったので、

知っている曲がもっとあれば、

より楽しめたのかもなんて思ったり。

サントラを聴きこんでから、もう一度行きたいです。

 

そして、障害持ちであるベイビーの状態を表した、

耳鳴りの音の使い方も上手い。

 

とにかくこの映画は、

音と映像の溶け込み具合が見事。

 

そして迫力のカーアクション!

ドライバーの腕さばきに大きな拍手を送りたい!

爽快でありながら、息もつかせぬスリル満点な展開に、圧倒させられました。

終始ドキドキハラハラで、

すでにどっぷり疲れている人には、

さらに精神的に疲れることになるのでしょう笑

 

それに加えて、この映画のポイントは、

音楽と映像の迫力で魅せるだけではないところ。

 

ベイビーという名の主人公は、

サングラスをかけ、常にiPodで音楽を聴き、

周りを遮断して生活するのです。

 

そして、その状態でハンドルを握ってはじめて

クレイジーなドライバー能力を発揮します。

 

その大胆な運転さばきの中に、

冷酷非情な犯罪グループのメンバーに染まらない

彼自身のやさしい人柄が垣間見えるのです。

そんな人物だからこそ、思わず応援したくなってしまいました。

 

ただ彼は、幼い頃のトラウマで、

どんなことに対しても、自ら積極的に動くことはほぼありません。

 

自らの意見を述べるということもなく、

取る行動は、誰かに命令されたり、頼まれたりして動くことがほとんど。

 

そんな彼がデボラと出会うことにより、

 サングラスとイヤフォンを外し、

自分の耳と目で、

世界を見つめるようになっていくのです。

 

そんな彼の成長が、どう映像に表れていくのか。

その点も見どころです。

 

ネタバレになりますが、

最後にベイビーが警察に捕まるまでの数十秒間は、

テルマ&ルイーズ』のラストシーンと似ていたので、

同じような展開になりそうでヒヤヒヤしたのですが、

おとなしく捕まってくれたのでホッとしました笑

 

テルマ&ルイーズ

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最後も救われる展開で、心地よく終わったので満足です!

 

絶対に映画館で観ることをオススメします!

また、誰と行っても外れない作品なんじゃないかな〜。

公開から1ヶ月以上経っているので、まだ観ていない方はお早めにどうぞ!!

 

読書のーと:角田光代著『さがしもの』

 

読書のーと:角田光代著 『さがしもの』

評価★★★★☆

 

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https://www.amazon.co.jp/さがしもの-新潮文庫-角田-光代/dp/4101058245

 

この本は、9編が収録された短編集。

全て本にまつわるお話です。

 

じんわりと心が温まる、やさしいお話ばかりで、

角田さん自身の本への愛が

滲み出ているように感じます。

 

読後は、自分の本棚にたたずむ

一冊一冊の本たちが、

よりいっそう愛おしく感じられました。

 

私のおすすめのお話は、

タイトルでもある「さがしもの」。

 

病床に伏せるおばあちゃんに、

「私」は、一冊の本を探してきてほしいと頼み事をされ、

その本を探し回るというストーリー。

内容もさることながら、わたしは、

おばあちゃんのこの言葉が、強く心に残っています。

 

「死ぬのなんか怖くない。死ぬことを想像するのが怖いんだ。いつだってそうさ、できごとより、考えのほうが何倍もこわいんだ。」

 

初めて読んだとき、ハッとしたことを覚えています。

 

私は小さいころから心配性で臆病で、

何かをやりたいと思っても、

それによって起こりうる悪い結果を想像しては怖くなって、

やりたい気持ちに蓋をしてしまったことが、何度もあります。

 

だけど今振り返ると、

あのとき怖がらずに

正面から立ち向かったり、挑戦していたりしたら、

なにか得られるものがあったんじゃないか

今とは違う自分になれていたんじゃないか

と、そう思って後悔するのです。

 

そして、今までの経験で言えば、

すごく不安に思っていても、

実際に起きてしまえば、現実のこととして受け止め、

意外と対処できたりするんですよね。

 

見えない未来に不安を感じても、

考えたって仕方のないことはあえて考えないという考え方は、

私にとっては特に、必要なものだと思います。

 

これからもずっと

心に留めておきたい大切な言葉のひとつです。

この本に出会えてよかった!

 

 

この9つのお話の主人公たちが出会えたように、

わたしも、

これから色んなことが起こるであろう

わたしの人生に寄り添ってくれる

 大切な本へ出会うことがとっても楽しみです。

 

本との出会いって、人との出会いのようなものなのかもしれませんね。

一度出会った時にピンとこなくても、

何か大きな壁を乗り越えた時、問題に立ち向かっている時など、

本と自分とのタイミングが重なり合って初めて、

微妙だと思っていた本が、生涯大切にしたい特別な本となる。

そんな巡り合わせの要素があるのではないでしょうか。

 

 

読む人によって、

考えることも、

その本に出会ったタイミングも、

その本がその人に与える影響も、

自然と思い返される過去の記憶も、

思い浮かべる未来の姿も、

全く異なるもの。

 

けれど、バラバラなそれらは、

不思議にも、

一冊の同じ本に巡り合ったという点において、

見えないところで繋がっている。

こう考えると、私はとても安心して幸せな気持ちになります。

 

だって、

ページをめくるその瞬間に、

見えない読者に思いを馳せ、

時間は超えても一緒に読んでいるような気がするから。

 

 

映画のーと:『Sex and the City』

 

映画のーと:『Sex and the City

評価 ★★★★☆

 

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https://www.amazon.co.jp/セックス・アンド・ザ・シティ・ザ・ムービー-SEX-CITY-MOVIE-STANDARD/dp/B001IBSGH4

 

全女子の憧れであろう、SATCの映画バージョンです。

 

 

ファンシーなパーティーで飲むシャンパン、

ブランドの靴やドレスが並ぶクローゼット、

パーティーで出会ったイケメンとの恋、

仲良しの友達との昼下がりのブランチなどなど、、、。

女の子なら一度は夢見たことがあろう、

都会のお洒落で、洗練された毎日(もちろんそればかりではないけれど)。

あこがれる〜。

 

これ見ると、

ああ恋愛したい!

おしゃれして街に繰り出したい!

親友たちと話しまくりたい!!

と、私のなかの女子部分が、

疼き出して止まらなくなるのです!!笑

 

いつか絶対、ニューヨークに行って、

キャリーのように街を颯爽と歩いて、タクシーを捕まえるんだ!

と密かに思い続けています。30までに実行してやる〜!

 

*ここから、ネタバレ含みます。ご注意ください。

 

ドラマのドラマチック〜〜!な部分は、

もちろん映画版でも健在でした。

 

特に、結婚式当日にビビって逃げ去ったビッグとそれを知ったキャリーが、

路上でビッグに怒りをぶちまけるシーン。

 

真っ白の花束がビッグに叩きつけられ、

美しく散り落ちていくさまが、

キャリーの真っ赤な口紅と

友人ミランダ・シャーロットのカラフルなドレスと相まって、

色鮮やかにかつドラマチックに、

そんな印象的なシーンに仕上がっています。

 

また、この作品は、

女性のキラキラだけでなくて、

自立して自分らしく生きる女性たちを描いているところも

大きなポイント。

ガールズエンパワメントの意味としても、勇気付けられます。

 

特に印象的だったのは、

サマンサのこのセリフ。

'Even this ring, I wanted to buy this for myself.

That meant something to me. To be able to do that.'

(この指輪だって、自分で買いたかった。

自分で買うからこそ、意味があったのに。)

 

彼女は素敵な指輪を見つけて手に入れようとするものの、

オークションで見知らぬ誰かに負けてしまいます。

ところが帰ったら、その欲しかった指輪を恋人が持っていて、

彼女にプレゼントするのです。

結局、その「見知らぬ人」とは、恋人に仕える人で、

彼の代わりにオークションに参加していたというわけ。

 

自分で働いたお金で、自分の欲しいものを買いたかったと、

そうするからこそ価値があるのだ

と、サマンサは主張します。

 

 

確かに、プレゼントしてもらうことも素敵だけれど、

自分が苦労して頑張った証として、欲しいものを自分の力で手に入れる。

その仕組みが、また力となって、仕事を頑張れる。

 

なんの苦労なく手に入れたものなど意味がない

と、そう言いたいのだと思います。

 

そういう、いつだって受け身でなくて、

自分から「取りに行く」、「攻める」 姿勢を私も持っていたい。

 

 

そして、物語の終盤、

自分を抑え続け、限界を迎えた彼女は、

恋人と別れる決心をし、こう告げます。

'I love you, but I love me more.'

(あなたを愛しているけれど、

私はあなたより、私自身をもっと強く愛しているのよ)

 

恋人のことを好きでも、

一緒にいることによって自分が無くなっていくなら、

自分らしくいられる道を選ぶ。

 

そんな、

どこまでも自分を愛し、

恋人を愛していようと、

自分の芯を守り続ける彼女に、

惹かれるものを感じます。

 

私も、恋はしていたいけど、依存はしたくない。

自分も相手もそれぞれに世界があって、

一緒にいれば心が安らぎ、そしてまた頑張る活力が湧く。

そんなパートナーみたいな関係が理想だという思いが、

いっそう強くなりました。笑

 

この映画を見て(ドラマも含めてですが)、

今はまだ大学生だけど、

30歳になっても40歳になっても、

オシャレをすることや、恋をすること、仕事をすることのワクワクを忘れずに、

いや、パワーアップさせて、

オトナの余裕を持ちながら、楽しめるような人でいたい

と、心から思いました。

 

ブルゾンちえみさんじゃないけれど笑、

女に生まれて、やっぱりよかった〜〜!と、

そして、もっともっと、

女であることに、

誇りと悦びを持って生きよう!と思える、そんな作品です。

 

ドラマはシーズン6まであって、

そんなに長くは見られないよ〜という人は、

映画から入るのがオススメです。

若干ドラマのネタバレにはなるけど。

 

 

映画のーと:『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』

 

映画のーと☺︎

 

奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール

評価:★★★☆☆

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https://www.toho.co.jp/movie/lineup/tamioboy.html



前々から気になっていた、

奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』、

ついに見に行ってきました!

 

私まず、タイトルに惹かれたんですよね。

一度聞いたら忘れられない、

キャッチーなタイトルが、可愛い〜!

そしてポスターも可愛さ溢れる、、。

ワクワクと期待を胸に、映画館へ足を運びました。

 

*ここから先は、ネタバレ含みますのでご注意を!!

 

まず、声を大にして言いたいことは、

キャストがとても良かった。どれもハマり役!

 

希子ちゃんは、

猫のように愛らしく、それでいて摑みどころのないキャラクターが

ピッタリで、キラリと光っていました。

 

もうほんとに、

女の私でも彼女にしたいと思うくらい、可愛くて可愛くて、、、。

キュートさ、チャーミングさ、色気などを併せ持った彼女の魅力が、

これでもか!というほど、

ぎゅぎゅっと詰め込まれていました。

 

とくに魅了されたのは、腰まわりのカーブ具合!

くびれからお尻までのラインが

ちょうどよくて、最高にセクシーでした。うらやましい、、笑

 

そして、そんな彼女に溺れる男、

コーロキを演じる妻夫木さんも素晴らしかった。

 

首ったけになる様子が、可愛くてしかたない。

希子ちゃんの可愛らしさももちろんだけど、

私は妻夫木さんの可愛さにも、ノックアウトされました!笑

 

もちろん演技も、さすがの一言。

 

あかりと付き合って、最高にハッピーなコーロキから、

中毒のようになって、狂っていくコーロキ、

 

昔の自分を懐かしみながら泣くコーロキまで、

見事に演じ切っていました。

素敵な役者さんだなあとしみじみ。

 

その他脇を固める超個性的なキャラクターも、お見事でした。

松尾スズキさん、新井博文さん、安藤サクラさん、天海祐希さんなどなど。

 

 

欲を言えば、

天海祐希さん演じる江藤の登場シーンが1シーンだけだったので、

もっと見ていたかったなあと。

 

全体的な感想は、

気軽にサクッと見れて、面白かった!

ただ、後半が少し残念。ですかね。

 

クスッと笑えるところがたくさんあったし、

奥田民生さんの曲の入り方なんかも上手くて、

ストーリーの流れに沿いつつ、

観ている人の感情を、自然に加速させるというイメージ。

 

ただ、後半は少し中途半端だなと私は思いました。

 

わりかしストーリー中盤まで、ポップな感じで、

ポンポン話が進んでいくのですが、

後半になって、その雰囲気が崩壊するのです。

 

映画のクライマックスのところでは、

編集長がヨシズミの顔を切りつけるなど、

わりとグロテスクで刺激が強い描写があり、

そのあと、あかりなんて人物は存在しなかった

と、続きます。

 

詰まるところ、

あかりは幻想というか、虚像だったのか、

なんだったのか明かされないまま、

一方的に投げかけられ終了。

 

どんでん返し的なストーリーでも、

サイコストーリーになるでもなく、

最後はふわふわとして終わってしまい、

どっちにも振り切れてなかったなあという印象でした。

 

でも、全体的に楽しめました!!

 

付き合いたてのカップルや、両親と行ったりすると、

気まずい雰囲気になること90%なので、

注意するべし!!!笑

 

 

 

読書のーと:伊坂幸太郎著『仙台ぐらし』

 

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https://www.amazon.co.jp/仙台ぐらし-集英社文庫-伊坂-幸太郎/dp/408745326X

 

 

今日は、伊坂幸太郎さん著『仙台ぐらし』。

エッセイです。

 

エッセイといえば、

単純に文として楽しんだり、

その作家さんの書いた小説と照らし合わせては

小説の中の価値観や考え方との共通点を見つけたり、

新しい一面を発見したり、

たくさんの楽しみ方があると思います。

 

そのなかでもこの本は、

伊坂さんってこんな人だったのか!

と、知らなかった部分を知れたことが

私にとって一番の収穫でした。

 

特に、心配性のパート。

〜〜したらどうしよう、と

人一倍気を使って、心配しているのです。

 

あんなに超がつくほどの心配性だと、

毎日を過ごすのに、

すっごく気力を使って疲れるだろうな〜〜と

逆に心配になってしまいましたw

 

でも、あれほど心配性だからこそ、

普通の人なら気にも留めない

小さな心配を拾って膨らませて、

 新しい物語を生み出せるのかもしれないな〜なんて思ったり。

 

そして、

伊坂さんの本の魅力の一つって、

基本的にみんな、

謙虚で、やさしい心を持っている、

「いい人」であることだと思うんですね。

 

今回のエッセイを読んで、

その「いい人」の根っこの部分は間違いなく、

作者本人と通じているのだと確信しました。

 

安心した〜よかった!w

 

 

 

 

読書のーと:伊坂幸太郎著『オーデュボンの祈り』

 

こんばんは。

今回の読書のーとは、

伊坂幸太郎さん著『オーデュボンの祈り』。

 

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https://www.amazon.co.jp/オーデュボンの祈り-新潮文庫-伊坂-幸太郎/dp/4101250219

 

 

 

何を隠そう、

私は伊坂幸太郎さんの

自称熱狂的ファンでございます。

 

数ある作家さんの中でも別格なほどの、

あつ〜〜〜い視線を(勝手に)送り続けているお方なわけです。

 

思えば、本を読むことに夢中になること、

のめり込むことの、言葉では表しきれない、

静かな、だけど今にも噴火しそうなくらい熱く強い心の高揚を、

体感し、学んだのも、伊坂さん作品からでした。

ありがたや、、泣

 

その伊坂さん作品の中でも、

私的トップを走り続けるのが、

この本、『オーデュボンの祈り』です。

 

この本は、内容はとにかくぶっ飛んでる。

目覚めたら鎖国状態の、誰も知らない島にいたり、

そこには喋るカカシがいたり、

事実と逆のことしか話さない住民がいたり、、、。

だいぶ独特ですよねw

 

私は大抵、奇妙で独特な世界観のある本を読むと、

話に入るのに時間がかかり、苦労するタチなのですが、

この本はなぜか、すっと入っていけました。

 

それってきっと、

伊藤という島の外から来た主人公がいるんですけど、

彼が荻島の住民や環境の、妙な部分を代弁してくれるから、

話の中の世界と、現実の世界の橋渡し役となり、

ギャップがなくなるために、

特に大きな違和感なく入り込めるのかなあと思いました。

 

また、知らず知らずのうちに、

「よそ者」の伊藤と、同じく「よそ者」の、

読者としての自分が同化されていき、

伊藤の適応と合わせて、私も適応されていく、

そんな感じがしました。

 

それにしても、最高にクールなのが、

何気なくストーリーに挟まれていたエピソードの数々、

キャラクターが発するセリフの一言一言が、

最後にバア〜〜〜〜ッと、

見事なまでに回収されていくラストシーンの神業です。

 

ブラボーーーー!と、

スタンディングオベーションをしたくなるような

圧倒的な最後に感動と畏敬の念が、止まりません。

 

それとやっぱり、

外せないのが、キャラクターの魅力。

この点に関しては、

どの伊坂さん作品にも共通して言えることとは思いますが。

 

どのキャラクターもまあ、クセが強い。

個性という個性が突き抜けてしまっている人々のオンパレード。

でもそんなキャラクター達の

発言や行動、佇まいが、

もうただただ面白くて、かっこよくて、魅力的。

どのキャラクターも、

飄々としているけれど、

自分だけの軸をがっちり持っていて、

誰にどんなこと言われても、曲げない、そういうスタンスの人がほとんど。

 

で、その軸を辿っていくと、

どれも愛に通じていたりするのです。

その愛の対象は、自分へだったり、誰かへだったり、地球だったり、

人それぞれだけれど。

 

一目見てすぐにはわからないところで、

青臭いとも取れるようなことを、

信じて、貫いていく。

そんなところが最高に素敵だと、

そう思いませんか??????

 

この作品を通して、伊坂さんが、

人や地球の可能性を

問いかけているように、

祈っているように、

確認しているように、

そう感じます。

 

、、、はい。

好きなところしかないです。

 

そんな素敵な素敵な伊坂ワールドが全開な作品がこの本です。

 

この世界観に、

定期的に頭からザーッと浸りたくなります。

だいすきな本のレビューをいたしました。

 

 

 

 

 

 

 

読書のーと:はあちゅう著 『半径5メートルの野望』

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https://www.amazon.co.jp/半径5メートルの野望-はあちゅう/dp/4062188082

 

自己啓発系の本はあまり読まない私にとって、

かなり衝撃的に感じた本。

 

著者はあちゅうさんのことは、ツイッターでたまたま知ったの。

彼女のアカウントをフォローし、投稿や活動を知れば知るほど、

発言内容トゲがありつつも面白いし、

かわいいし、新しいことバンバン始めてるし、、、。

なんだこの人は!!気になる!!!と思い始めたら止まらなくなり、

本屋さんへ駆け込み、お買い上げ。

 

一言で表すと、この本は、

「夢に向かうためには行動しなさい!!!

と、私たちの背中を、パーの手で力いっぱい叩いてくれる」

そんな本かな。

 

この本の中には、本当にたくさんの

ハッとさせられる一文は散りばめられていて、

読み進めていくうちにも、

何かしないと!という焦りに駆られて仕方なかった。

 

はあちゅうさんが幅広く活躍できる、

その所以が、わかったような気がしました。

 

でも、どれだけ向上心をおすそ分けされても、

実際に行動できなければ、

この本を読んでいないも同然で、

読むために費やした時間が無駄になってしまうんだよね。

 

1時間後じゃなくて、明日じゃなくて、

今やる!!その姿勢を維持します。

 

ただ、はあちゅうさんほどには

注目されたい欲も、高みに行きたい欲も強くないので、

もちろん共感できない部分もあったけれど、

はあちゅうさんのメラメラマインドとそれを作るメソッドを、

私の人生にも取り入れて、

私のペースで、私なりの幸せに突き進んでいこうと、

そう思わせてくれる本でした。

 

これから先も、

ずーっと大切にしたい本の仲間入り!!

 

何度も見返すだろうし、何度もお力を借りることとなるでしょう。

ありがとう。

そして、よろしくね。

 

よし、メラメラいくぞおおお〜〜〜〜〜〜!!!!